2019年1月20日日曜日
4390 ips(アイ・ピー・エス)とサイネージWi-Fi
1 株価とチャートと3Qと
1月20日時点において、株価は1345円(分割前6725円)。
特に材料はなかったものの、ちょうど一週間前にブログを更新したときの1246円から、新興のここのところの上げにつられて100円程回復した。
チャート的には、やっと25日線を超えてきて、あと少しでゴールデンクロス達成というところ。ただ、下降トレンド脱却には1400円を安定して抜いてくることが必要かなと考えている。
なお、来月3Qの決算が発表される。これに期待している人もいるかもしれないが、フィリピン国内通信事業、医療美容は順調が想定されるものの、海外通信事業で新たに契約したCATVは12月に契約したばかりということ、国内通信事業(日本の方)は遡及精算の制度の問題で、3月頃に決まる通信費用によって利益が大きく変わる可能性があり、3Qでの通期上方修正について可能性は少ない。
というわけで、3Qには私自身があまり期待していないこともあるが、期待するなら4Qで、過剰な3Qへの期待は禁物と考える。
2 1月17日付のプレスリリース(PR)
さて、来月までipsについては何も出てこないかなと思ったのだが、1月17日に1つプレスリリースが出た。
「マニラ国際空港での無料Wi-FIサービス提供開始」
http://contents.xj-storage.jp/xcontents/AS96841/51dced7f/97f3/4183/8209/d182b637f581/140120190117460720.pdf
なんのこっちゃと思うかもしれないが、私が前回のブログで作ったipsの分析シートでいえば、この部分である(赤で表示)。
このプレスリリースには伏線があり、
去年の7月10日にでたプレスリリース↓↓
マニラ国際空港旅客ターミナルでのWi-Fiサービスの提供につきまして
で業務提携契約を締結したことを発表している。
この伏線を回収し、業務提携契約が実際に実行に移されたということである。
7月に発表された時点では、有料サービスだったのが、今回発表のPRでは無料サービスに変更されている。確かにいまどき空港で使うWiFiが有料というのはピンと来ないので無料で良いかとも思う。
今回の空港でのWi-fi提供については、あくまで「知名度向上のための広報」という点が主たる目的のようである。もちろん、これで空港で無料Wi-fiが使えるということで、インフラに貢献するという意味もあろう。
私が気になるのは、上の分析シートにもあるように、「Wi-Fiのマネタイズ」の点であり、
「どう収益化するんだろう?」というところである。
その点について、ヒントがあった。
「当社グループでは、マニラ首都圏地域の法人は、InfiniVAN,Inc.がサービス提供し、個人のマーケットは、 CATV 事業者がサービス提供するという役割分担を原則としております。
これは固定ブロードバンドサービス が、一般家庭にラストワンマイルを敷設して、時間をかけて回収するモデルであることや、料金回収のリスク を考えると、地域の顧客を熟知しないと収益化が困難であり、地域に根付いていない事業者が直接サービスを 提供することは容易ではないからです。
しかし Wi-Fi などの Wireless での提供が可能になると、回線敷設のコストがなくなり、基地局への投資が 中心となると同時に、納期も短縮されるので、法人だけでなく個人向けサービスの提供も可能になる場合があると考えており、当社でも事業化の検討を行っております。 また地方の CATV 事業者は、富裕層向けに CATV を提供してきたという経緯から、中間層以下の CATV や ブロードバンド需要を取り込めていないケースもあり、今後は、地域内でブロードバンドサービスでより多く の顧客を獲得するため、Wi-Fi 等の Wireless を採用した方がよい CATV 事業者もあります。 InfiniVAN,Inc.は、こうした CATV 事業者に対して、より広範なブロードバンド需要を取り込むための、 Wi-Fi を中心とした Wireless 事業を提供できるパッケージを提案する準備を進めており、今回第 1 ターミナ ルに設置したものと同様のものを、提案していく予定です」
この太字下線部分、要するにWi-fiでは
①Wi-fiを利用して個人向けサービスの事業化への検討
②地方のCATV事業者にサイネージWi-fiを使った事業パッケージを提案
という形で収益を目指しているようである。
今はまさにその種をまいているときで、空港にサンプルとして第一弾を置いたということであろう。
3 デジタルサイネージWi-Fiの可能性
サイネージWi-Fiというのは、あまり日本で見かけない。
ただ、ネットで検索すると、ニューヨークなどを見ると非常に広まっており、
こんな感じで、街中で見かけるようである。
さらに、今は中国でも、急速に広まっているようである。
が、中国では中に監視カメラが入っているような・・・噂もあるようである。
今回、ipsが設置したサイネージWi-Fiも、CATVととともに広めて、似たような形でフィリピン中で広まってくれれば、広告媒体にもなって、収益化に結び付くのであろう。
引き続き、追いかけていきたい。
2019年1月12日土曜日
4390 ips(アイ・ピー・エス)の今年の展望
1 はじめに
1月11日時点での株価は1246円(分割前6230円)。
前回ブログを書いた12月22日から特に新しい材料はなく、チャートも下降トレンドを中々抜け出ることができない。
昨年、4390 ipsについては三度ブログを書いた。
①一度目は、2Q決算発表直後の2018年11月9日
↓↓↓
「ipsの検討」
この日の終値は、7750円(分割後1550円)
②二度目は、2Qの機関投資家説明会をした後の11月23日
↓↓↓
このときは、6890円(分割後1378円)③三度目は、分割した後少し経ってからの12月22日
↓↓↓
「1:5の分割と狙いについて」
このときは、6120円(分割後1224円)
株価は底辺をうろうろしていて、1100円台で買ったのはクリスマスとクリスマスの翌日に買った人位であろうから、まだほとんどの人が含み損の状態である。年始の7日8日に少し盛り上がってまた戻ってきたので、がっかりした人もいるかもしれない。
株価はため息ばかりの状態だが、会社が何か変わったわけでもない。
私の主力銘柄として、今年も4390ips(アイ・ピー・エス)については、追っかけをしていく予定である。
2 2019年の展望
⑴ 新年の挨拶
前回ブログを書いた2018年12月23日から特に新しい材料が出たわけではないが、1月8日に新年の挨拶がアップされた。
↓↓↓
その中で、今年の展望が語られている。特に
・フィリピン国内通信事業のサービス提供ビル数が100を超えたということ
・ビルオーナーや大口需要家からの問い合わせが増え、受注残が積みあがってきていること
・4月からは都心エリアでの工事が完了してビルへの引き込み工事を開始できること
・ミンダナオ地域に対しても本気で営業をかけていこうとしている姿勢がうかがえること
・ipsが圧倒的な強みと自負している「通信商材の営業要員の育成」、飛び込み営業をいとわず、ポロシャツで日本の水準のサービスを営業して回る営業部隊を生かし、まさにここから市場を開拓していってほしい。
⑵ 整理してみた
ipsは色んな事業があって、フィリピンメインということもあり、なかなか理解しにくい点がある。
これまでも色々と分かりやすく書こうとしてみたが、今回は私が大好きな大谷翔平選手が作っていた目標シートをもじって、ipsのシート版を作ってみた。
公開されている情報から自分なりに推測したものもあるので、あくまで私の中でのテーマの整理である。
ipsの分析シート |
このシートを更新していきながら、今年は新しい何かが出るたびにipsを追いかけてみたい。
例えば、先月の1:5の株式分割の発表があると、この整理シートの真ん中下のグループの株式分割のところが色が変わって点滅しているようなイメージである。
次の新しいIRは、来月の3Qであろうか。
何か新しいことが出れば、このブログで追いかけてみたい。
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