1 株価について
このブログを書いている3月17日時点において、1236円。
前回ブログを書いたのが、3Qを発表した2月13日で1168円。
実は、2月13日以降、2月28日に一度1481円をつけた。
リテラクレアでの個人説明会のときである。ところが、そこから急落し、3月11日には一度1146円をつけた。
この時、また含み損になった人がほとんどの状態になってしまい、もしかしたらブログを読んでいるホルダーの方も、株価の動きに耐えきれない人が多かったかもしれない。
これまで、1400円近くに行くと、神の裁きのような売りが出てきて株価が下がっていたのだが、今回は1400円を大きくブレイクしていた。なので、これでレンジ相場も終わり上抜けを期待していた人もいたであろうからだ。私もだ。
それが、またレンジの中に戻されてしまい、ため息をついている人も多いと思う。私もだ。
ただ、ipsが何かもちろん変わったわけではなく、むしろ「買い」だと思う個人的に凄いと感じる材料が出た。
3月13日に発表した「フィリピン視察旅行を提供することに関するお知らせ」である。
これは、ただの株主優待としてのフィリピン旅行ではない。
要は、「なぜこんなことをやるのか?」が大事なのである。
ちょっと詳しく見てみたい。
2 フィリピン株主優待について
⑴ まず、ipsが費用を負担するフィリピン視察旅行の特別ぺージができたので、興味がある人はまず見てほしい。↓
【視察旅行の特別ページ】
フィリピン視察旅行の概要は、
➀7月20日~22日(土~月)の2泊3日
②宿泊先は、ペニンシュラマニラなど
ペニンシュラマニラは、かなり素敵な5つ星ホテル。↓
ペニンシュラマニラのホームページ
③2日とも、夜は自由行動。
昼は本気の視察。プレゼンテーション、見学、シンポジウム、イブニングカクテルで経営陣との座談会みたいなものもありそう。
⑵ フィリピン視察旅行に個人株主が参加するための条件
➀参加希望者の株式保有順位で100位以内にはいる。権利日は3月26日。
⇒参加希望者の中でというところがポイント。実際に100位以内株主でもフィリピン旅行を希望しない人もいるであろうから、ある程度この基準は低いんじゃないかと思っている。トップ10で発行済み株式数の70%くらいを買い占めていることを考えると、100位以内の基準は高くなく、5000株~8000株程度でも100位以内ということで、行けるのではないだろうか。
②50名は、ランダム抽選。
四季報によれば、直近の株主数は974名で、当選確率はここから100名ひいた874分の50と考えても、5.7%と凄い高確率である。
100株だけ保有していても、十分に当たる可能性はある。
そして、この視察旅行は翌年度も行う予定で、抽選に漏れた人でも1年間保有していれば来年度は当たる可能性がさらに高くなるようである。
これは、できるだけ多くの長期保有株主を招待したいというipsの意志だと思う。
なので、少ししかもっていない株主も「長期で持っていれば、何年かで必ずフィリピンに行ける」と個人的には思う。
③50名は、これから投資をしようと検討している者
これは、ネットの売買だと当たることは基本ないと思われるので、対面の投資家だと思う。
主幹事証券のみずほ、個人説明会をしたリテラクレア、野村の顧客あたりが対象になるような気がする。
もしくは、権利日の3月26日以降に買った大口投資家で問い合わせた者もこの50人の枠に入ってくるかもしれない。
3 フィリピン視察旅行の真意
さて、今回、なぜこのようなフィリピン視察旅行が企画されたのだろうか。
まず、結論から言うと「長期保有の投資家を増やすため」である。間違いない。
フィリピンは計画通りにいくこと自体が不思議な国で、期ずれなんて日常茶飯事。期ずれで失望して売るような投資家は求めていないとipsの視察旅行のページに書いてある。
明らかに10月24日の上方修正暴落への当てつけに見えるが、問い合わせをした個人株主も多かったのだと思う。(私も問い合わせをした一人である。)
ipsからみれば、「そんなことくらいで売るなよ!」なのだ。
特設ページの節々に長期保有の投資という言葉が出てきて、短期投資家に対しては、あまり来てほしくないようにすら感じる特設ページのメッセージである。
そして、会社としては長期で持ってもらえれば、成長していく強い自信があるのだと思う。
見てもらって、買いましたり売ったりする判断をすればよいとページに書いてあるが、見てもらって売ることを会社が期待しているはずがない。
「見てもらえれば成長性が絶対伝わるはず!」という強い自信がないとこの株主優待は計画できないのだ。
あと、「純粋に聞いてわからないことも、見ればわかる」、というのがある。
私は個人投資家の中ではたぶんトップ10に入るくらい、ipsのことを研究している投資家だと思うが、それでもわからないことがある。
ipsに実際に問い合わせをして、わかりにくいので教えてといったことも1度や2度ではない。同じような投資家からの問い合わせも多かったと思う。
日本とフィリピンで色々な事業をやっているので、イメージがつきにくいのだ。
魅力の高いフィリピン事業は、日本にいると実際に見に行くことができない。
なので私なりにipsの大谷翔平シートなどを作って、分かりやすくイメージできるようにしたりしているのである。そんな私でも「よくわからないから、フィリピンで一度見てみたいなあ」と思ったことが何度もある。
これに対するipsの回答が
「フィリピンに来て、見てもらえればipsの良さがわかるはず!」
ということだと思うのである。
4 最後に
今回のフィリピン視察旅行のIRについて、一番感じたのは、会社の成長に対する強い自信である。
これは、上場したとき、通常は社長が持ち株を売って数億のキャッシュを得るところ、ipsについては社長が上場の際になんと1株も売っておらず、これに驚いて、「目指すところが相当高いのだろうなあ」と感じたところにも通じる。
株価は冴えないが、引き続き長期保有で応援していきたい。