2019年8月7日水曜日

4390 ips フィリピン視察⑤ ~2日目 戦略説明会~

5 2日目午後 戦略説明会
 
 さて、2日目の午後からはランチを食べて、その後戦略説明会。
 ゲストスピーカーは英語でスピーチなので、通訳機も準備。本格的。 




 まずは、宮下社長のお話からスタート。



事業戦略説明会の資料については、
 その翌日の月曜日の朝にはきちんとホームページにアップされていた。毎度のことながらipsのフェアディスクロージャーへの姿勢には恐れ入る。
 ⇒資料はここから
 
 ipsの生い立ちの話がとても面白く、目まぐるしくここまで変化してきたのだなと実感。考えれば急成長しているinifiniVANもまだ4年目の会社なのだ。

 印象深かったところを箇条書きでかくと
 ・もともと、日本に在留しているフィリピン人を対象にビジネスをしていたが、マーケットの小ささに限界を感じてフィリピンに飛び出した。
 ・フィリピンは平均年齢24歳、日本は48歳だが、2023年には日本の人口を追い抜く。大きな伸びしろがある。
 ・政府が特別法を作って応援するからとのことで、合弁会社としてinifiniVANは作られた。最終的に1年かけて大統領許可までることができた。これで未来が開けた。
 ・フィリピンの通信速度は遅くて高い。シンガポールを1とすれば、その7分の1程度のスピードで、通信設備も老朽化している。
 ・ミンダナオ島はヤシの木を電柱にしてみたり、非常に未発展。チャンスと考えている。
 ・CATVを通じて個人シェアを拡大する予定。
 ・5Gについては、2022年くらいから事業が軌道にのってくるのではないか。
 ・通信インフラについては、後発組の方が優位性がある。
 ・バックボーンが良ければ良いほどサービスも良くなる。8の字回線で安定的にする。2強のサービスに現状満足しているという回答がそこまでないので、シェアを奪えるのではないかと考えている。
 ・inifiniVANは学歴や職歴関係なしに泥臭い営業ができることが強み。
 ・日本式のネットワークを構築しようとしている。
 ・投資したものについては、早期の回収をいつも考えている。
 ・5Gのコアネットワーク機器についてはファーウェイ以外にしようと考えている。
 
 という感じ。質疑応答も活発に飛び交った。
 もう少し、質疑応答の時間が長くてもよかったかなという印象。



 続いて、DICT(フィリピン共和国情報通信技術省)の方の基調講演。
 英語で聞きながらだったのだが、フィリピンへの投資の話と、通信事情、そして今後のipsにも期待しているというお話だった。



 続いて、海外交通・都市開発事業支援機構(JOIN)の岡田氏の講演。
 国土交通省のやっている官民ファンドである。
 
 ニュークラークシティの構想についてのお話がメインだった。

 質疑応答の時間があったので、私もトップバッターに質問。
 「JOINとipsは今何らかの協力関係はあるか。また無いとしたら今後何らかの協力関係を結ぶことがあるか?」
 に対しては
 「今のところない。ただし、今後可能性がないわけではない」
 とのことであった。
 
 ニュー・クラークシティについてもipsは今後進出すると思うので、いずれ何らかのつながりが出来てほしい。




 最後は、CATVの社長のデニスさん
 顧客はインターネットを望んでいたものの、大手の提案するインターネットが高くて遅いために全くビジネスにならなかった。そこにipsが現れたおかげで大きく変わった。まさに救世主だった。
 ipsのおかげでここまでこれた。
 というお話。

 今契約を取ろうとしてきているミンダナオ島でも、同じように救世主としてCATV事業者とバンバン契約取ってきてほしい。
 
 3時間ほどの説明会だったが、あっという間だった。

6 2日目夜
 2日目の夜はオプションツアーでスペイン料理のお店に行った。
 残念ながら天気が悪く、夕日が落ちるのを見ることはできず。
 ここでもビュッフェスタイル。
  
 次来るときはオプションツアーなしでも良いかなと。

 そして、食事の後はオカダマニラに。

 ここでルーレットと、チルさんに教わりながらブラックジャックをした。
 ビギナーズラックでルーレットが当たり続けて、3万円ほど勝ち。楽しかった。

 ホテルに戻ってバーで飲んでから就寝。夜中の2時くらいかな。